遺品整理と遺産相続ガイド

親の家の片付け方、不要品処分から遺産相続の手続きまで

親の家を売りたいなら、田舎(地元)に強い不動産業者を選ぶ

2016/07/20

田舎の家を売るための不動産業者選び

田舎にある実家の売却を考えているならば、田舎の土地取引を得意とする不動産業者を選ぶことが大切です。

また、少しでも高く売りたいのであれば、複数の業者に査定してもらうべきでしょう。不動産の査定額は業者によって大きく変わるケースが多く、ひとつの業者の査定額を鵜呑みにするのはもったいないです。

不動産業者を選ぶにあたっては、おおまかに3つの選択肢があります。

  • ①地元の業者
  • ②全国区の田舎物件業者
  • ③広域を扱う田舎物件業者

①地元の業者のメリットとデメリット

地元の業者のメリットは、「地元の事情に明るい町の不動産屋さん」であること。

裏返しでデメリットは、「地元の物件を地元住民に仲介する町の不動産屋さん」であること。

地元以外の、田舎への移住を考えているような新規の顧客にアピールするのはなかなか難しいでしょう。

②全国区の田舎物件業者のメリットとデメリット

全国区の田舎物件業者は、田舎暮らしに憧れる都会人に向けて、全国の古民家など田舎らしい物件を紹介しています。

メリットは、「田舎らしい物件」に付加価値を見出してくれること。農業や釣りなど、田舎ならではの活動を始めようと考えている人へのアピールをしてくれます。地元の業者に比べて査定額も高くなる傾向にあります。

デメリットは、地元に疎いことが挙げられます。「もろに田舎」という物件が多く、市街地の物件を探すのにはあまり適していません。田舎とはいえ、やはりちょっと住所が違うだけで環境は大きく異なります。細部への理解がないと買い手に対しても的確なアドバイスが出来ません。

③広域を扱う田舎物件業者のメリットとデメリット

数件にまたがる地域の田舎物件を扱う業者は①と②の中間。地元の業者よりは都会人の志向を掴んでいて、全国区の田舎物件を扱う業者よりも地元に明るいのが特徴です。

ある程度エリアを絞って探せるため、住みたい地方・地域がはっきりしている顧客に人気があります。しかし、どうしても広く浅くになるのでエリアによっては物件が少なく、選択の余地がなかったりします。

売りたい家の特徴、環境に応じて業者を選ぶのが大切です。インターネットも活用すると選択肢が広がります。

仲介の場合は1社を選んで「専任媒介」にする

売却する場合、不動産業者に「仲介」してもらうか、「買取」にしてもらうかは個別の事情で選ぶことになります。

もし仲介を委託するのであれば、1社を選んで「専任媒介」にするのが良いでしょう。

「同時に数社から売りに出す」というやり方はおすすめしません。不動産業者は、業者間で情報交換が行われているので、複数業者に同時に依頼すればすぐにバレるからです。

複数の業者に依頼するのは一見効率が良いように見えますが、案外うまくいきません。なぜなら、不動産業者はそれぞれ得意なジャンルがあり、そのジャンルに不得手な業者へ頼んでも無駄に終わることがほとんどだからです。

広く声をかけるより、絞った方が結果的に上手くいくでしょう。

親の家の価値を知るには?

不動産業者を絞るとはいっても、どこに声をかければ良いのか素人では検討がつきませんよね?

1つ1つ虱潰しにあたるのは時間も手間もかかりますし、どこに任せれば高く売れるのかもやってみなければわかりません。実際のところ、1社だけに依頼して売却した結果、損をしてしまうケースは多いです。

今はインターネットを使って一括査定サービスが普及しており、自宅にいながら全国どこでも無料で査定が出来ます。まずは、複数の業者の見積もりを比較してから本格的に検討に進むのが効率的です。

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