親が趣味で溜め込んだ物の中には、いわゆる「高級品」が数多くあるのではないでしょうか。
ずっと家の奥で眠っているけれど「これはひょっとすると高く売れるんじゃないだろうか」と期待してしまいますよね。
しかし、現実はそんなに甘くはありません。
いざ、高級品の毛皮や、宝石、着物などを古物商へ持って行ったら、二束三文にしかならなかった。そんな話をよく耳にします。
時代が変われば物の価値は変わる。確かにその通りです。引き取って貰えるだけマシかもしれない。そうやって我々子ども世代はすんなり受け入れることができるかもしれません。
ところが、親にとってはいつまでも「高級品」のイメージがあるために、なかなか処分に踏み切れないものです。これが原因でケンカになることも多いので、慎重にことを進める必要があります。
なかなか値段がつかない高級品
着物が高く売れない理由
案外値段がつかない物の代表選手は着物です。
中古着物の買い取りは、種類・サイズ・状態・ブランドによって金額がある程度決まっているので、サイズが合わない、古い、ブランドでもない、となると価値が半減してしまいます。
親世代と現代の女性とでは身長も違うのでサイズが合いませんから、買い手がつかないということになり当然値段も安くなってしまうのです。よほどのブランド品でなければ古さを補うほどの価値がつかないことが多くなります。
宝飾品で値段がつかない種類は?
ネックレスや指輪などのアクセサリー系も厳しい闘いになります。
ルビー、サファイア、エメラルド、オパールなど、色がついたものはまず大した値段がつかないと考えていた方が良いでしょう。デザインが古いものだと余計苦しいです。
例外はダイヤモンド。「永遠の輝き」は伊達ではありません。一部、金やプラチナがあしらわれているようなものも、時価相場で高く買い取って貰えるので注意して見てみて下さい。
言わずもがな電化製品は・・・
大型液晶テレビなどの電化製品に関しては、もはや説明不要ではないでしょうか。
今現在、我々子ども世代ですら時代の変化を直に感じているぐらいです。ちょっと前に世間を賑わしていたDVDや液晶テレビも、あっという間にブルーレイやHDD、4Kへ、どんどん移り変わっていってしまいます。本当、時代の流れは早いものです。
近所のリサイクルショップへ持ち込んでもそれこそタダ同然の引取になるでしょう。
悲しいかな、やはり「今、需要があるかどうか」が値段を決める大事な要素ですから、当時高級だったかどうかは関係ないのです。
「買値が高くて売値が安い」の究極は家
もっとも高価で、なかなか売れない物の代表は家です。
管理・維持費もバカにならず、固定資産税もかかることから売却を考える人は多くいるのですが、そう上手くはいきません。
今現在、日本の「世帯総数に対する住宅数の割合(1世帯あたりに対して、何戸の住宅があるかという割合)」は1.4~1.6。つまり、住宅が余っているので買い手がつきにくい状況であるということです。
ご存知の通り、地方では人口がどんどん減っており空き家が増えていますが、都市部だって例外ではありません。高度経済成長期、バブル期に親が買った家は、当時こそ人気があったかもしれませんが、今となっては「交通の便が悪い」「坂が多くて不便」「日当たりが悪い」などの理由でタダ同然の捨て値で売らざるを得ないケースも数多くあるのです。
参考:公益財団法人東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向」
まとめ
着物や宝石といった高級品がじつは期待しているほど高く売れない。
しかし、これはあくまで一般的にそういう傾向があるという話です。
簡単ではないというだけで、どこかに高く買い取ってくれる業者がいるのもまた現実。
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出張査定自体は無料で行ってくれます。一切料金はかかりません。整理の日取りに合わせてみてもらってはいかがでしょうか。
【買取プレミアム】